今回はFOG1のコイルをリビルドしている方が何人かいらっしゃったので、便乗して遊びがてらやってみました。
クリアロコイルって構造自体は簡単だからFOG1以外のコイルにも応用が効くと思います。
参考程度に見ていってください。
※リビルドされる場合は、自己責任でお願いします。
FOG1の詳細については記事を書いているのでそちらを御覧ください。
使用するコイル
今回は0.8Ωのコイルを使用していきます。
FOG1のコイルは0.5Ωと0.8Ωの2種類が用意されていて、0.5ΩではDL(Direct Lang)、0.8ΩではMTL(Mouth To Lang)となっています。管理人はMTL派なので0.8Ωのコイルをリビルドしていきます。
0.5Ωでも0.8Ωでもリビルドの過程は同じです。
リビルド
順をおって説明していきます。
分解
まずはバッテリー部分と接触する部分を引っこ抜きます。上記写真の正面の丸いパーツのことですね。ただ引っ張るだけで外せます。
引っこ抜くとこうなります。なかなかうまく外せない場合は、エアホールの穴に細いもの(精密ドライバー等)を刺して引き抜くのもアリです。
ついでにゴム製のパーツも引っ張っちゃいます。これでコイルの足が露出されるようになりました。これらの部品は小さいので無くさないように。
次にコイルをペンチで強引に引き抜きます。クリアロコイルはだいたいスペースドコイルになってますがFOG1もそうですね。
FOG1には他のクリアロコイルと違いスピットバック防止の金属片が付いています。これ便利なんですが味が落ちる原因にもなっちゃうので取っちゃいましょう。
どうやって取るかと言うと、上記写真の様に細いもので押し込むだけ。中で引っかかることもありますが先端の細いペンチ等で強引に外しちゃって大丈夫です。
無事にすべての部品を外すことが出来ました。この記事で紹介する物とは別の方法で、左の筒を更に分解する方法もあります。また機会があれば紹介します。
ウィッキングホールを開ける
ここからは穴あけ作用に移ります。1度ウィッキングホールを開けてしまえばリビルドできるようになります。
まずは穴を開ける位置を決めていきます。
部品をすべて取り除き中を覗くと、コットンを固定していたくぼみがあることがわかります。このくぼみを基準にウィッキングホールの位置を決めます。
写真を取り忘れてて完成後の写真になってしまいました・・・
くぼみが真ん中にくるように印を付けます。油性ペンで印を付けて後からアルコールを含むウェットティッシュで拭くとキレイに消せます。
次に横の位置を決めていきます。外したコイルを横に並べて大体の場所に印を付けます。
こんな感じで印を付けます。この時に、最初に付けた印と位置を合わせるようにしてください。
※この印の位置はくぼみと同じ位置になるようにしてください。ズレてしまうと液漏れの原因になります。
ウィッキングホールのサイズ決め
ここからは実際に穴を開けるときの径を決めていきます。
コイルの外径を測るとだいたい4.0mmくらいでした。
ワイヤーの太さを考慮して3.0mm径のドリルで穴を開けていきたいと思います。
ドリル刃はDAISOで販売されているものを使用します。ほんと安いもので大丈夫です。
穴あけ作業
動画を取ってたんですが凄く見苦しい物になってしまった為、割愛させていただきますm(_ _)m
ジャストの位置にウィッキングホールを作ることが出来ました。上の画像をクリック(スマホならタップ)してもらえれば拡大できます。
コイル作成
今回は元のコイルに近いものを作ろうと思います。
今回使用するワイヤーは「KENDO WiRE KANTHAL A-1 28G」です。もとのコイルに使われていたワイヤーは多分28Gだと思います。(実際に測ってない)
開けておいたウィッキングホールは内径3.0mmなのでそれに合ったサイズで作ります。元のコイルの内径はもう少し狭いようですがジグのサイズを考えて3.0mmにしています。
28Gのワイヤーで内径3.0mmのスペースドコイルを作成すればかなり近いものが出来ます。
コイルができたら本体に入れ込み位置の確認をします。この時にコイルが本体に触れているとショートの原因になるのでコイルの横幅に注意します。(コイルの足は大丈夫です)
写真の様にジグ等を使うと高さの調整は簡単です。
位置を決めたらワイヤーを折って固定し、コットンを通します。
コットンが多すぎると通りませんし、少なすぎても液漏れするので軽く梳いて調節します。
コットンを無事通すことができれば写真のようになります。このときにワイヤーが外にぶつからないように気をつけてください。コットンを通したらゴムパーツを装着します。
ゴムパーツを装着したら余分なコットンを切ります。ここまでくれば完成まであと一歩。
コットンを切った後にワイヤーも切ります。ゴムパーツの装着時には片方の足だけを内側に通します。もう片方はゴムパーツに通さずカットしています。
そして最後のパーツをはめ込めば完成です。
穴を開ける作業さえやってしまえば今後はリビルドし放題です。穴を開けずにリビルドする方法もあるのですが、今回は穴を開けてリビルドする方法を紹介しました。
まとめ
やってみると割りと簡単にできちゃいます。
ほとんど安い素材でできますが、ドリルだけちょっと高いかな?
安すぎるドリルだと穴開けづらいです。(結構硬いので時間かかります)
一度開けちゃえば何度でも使えるので、
持っていないという方は持っている方に借りるのが一番だと思います。
写真ばかりの記事で見づらくなっちゃいましたが、一通りのやり方を記事にしました。質問等、分かりづらかった箇所などはコメントやお問い合わせから対応していますのでお気軽にご利用ください。
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以上です!ありがとうございました!
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